9月最後の金曜日は大田区のitokito(イトキト)さんにコンフィチュールの販促イベントにおうかがいしてきました。

大岡山駅のメイン通りから少し入った細道に、そこに意図したように佇む小さめのお店はその外観からしてタダモノではない存在感を漂わせています。



入り口を入ると正面にハード系のレギュラーのバケット、バタール、長期熟成のバケット48(よんぱち)、ライ麦のセーグルバケット、ふんわり系のパンドミやレーズンパン、外皮パリパリで生地の中は重ためモチモチのライブレッド、色彩り鮮やかで食材の組み合わせが独特な惣菜パンと菓子パン、キャンディのような紙包みのカスクルート系サンドイッチ各種(食事系と甘系がある)などがビッシリ所狭しと並んでいます。





お店のあちこちにパンとは無関係にも見えるような、何かのコラージュのような、手作りのイラストのような画やデザイン。 それら全てを含めて一体にまとまった空気感を纏う店内。


いつもB de Lコンフィチュールがディスプレイされているショーケースです。

「itokitoってもしかして誰かの名前(イト(ウ)さんとキト(ウ)さんとか…)ですか?」とぶしつけながら質問してみると、シェフのご子息が「いと」というお名前で、(シェフは富山出身ではないが)以前に耳にしたことがある富山の方言の「きときと」(「新鮮な」というような意味らしい)を組み合わせた造語なんだそう。

オヤ?…お店の作り、雰囲気、ネーミング、商品の作りや見せ方、全て手書きの商品カード…どれをとってもミエミエな感じでは訴えて来ないが、いつのまにか自然にスッと心の中に入ってきている。

シェフはこれまで食品業界だけを歩んできたのではなく、もともとは設計やデザインの仕事で、30才の時に転職してパン屋をやろうと志したんだそう。 まずパン店で修行して、その後フレンチビストロで料理の経験を積んでから2007年にitokitoをオープンしたそう。

廻り道をしたように見る人もいるかもしれないが、今日のitokitoのお店を見ると、そしてitokitoのパンを食べてみると、それらが全て必然だったことのように繋がって思える。 itokitoのパンの美味しさの計算やその完成されたパンの視覚アプローチを設計のデザインを基礎に組み立てているわけだったんだ。

店内は3人か4人のお客さんが入ってくるともう一杯一杯のサイズ。 最初は店内の端の方に身体を寄せて、お店の邪魔にならないように最近また出てきたお腹を出来るだけ小さく引っ込めて、イベントをスタートさせました。


コンフィチュール試食会の告知をして頂いてました。 こういうの、うれしいですよね。

正面に並んだパンを対面でオーダーするスタイル。 パンの受注はマダムが中心にテキパキと廻していますが、注文をお待ちのお客さんがいるとマダムがすかさず「前(まえ)お願いしまーす!」と声掛けして、そうすると奥のキッチンからすぐに受注ヘルプのスタッフが出てきてくれます。 それでも開店してすぐにお店の中がお客さんで一杯になりました。 それでもまだまだ次々にやって来るお客さん。 でも、きっと常連さんばかりなんでしょう。 お店の外から店内を見て、「店内が一杯そうだな」と確認すると何にも言わずにドアの外で入店しないで待っていてくれます。

そして、ふと気付くと店外にお待ちのお客さんの行列が!!! 皆さんは、順番待ちでモメることもなくいつも通りの秩序に則って店外に1列に並び、店内スペースが空くのを待っていてくれます。 入店すると「今日は○○パン、出来てますか?」と質問が飛び、お店のパンの種類までしっかり把握してその中でも自分のお気に入りのパンを目がけてやってくるお客さんばかり。 itokitoに来ないときっと分からないコトと思いますが、これがitokitoの日常的な風景なのでしょう。 その中でいつもの日常と違うのは小太りのオッサンが1人、コンフィチュールを試食して頂けるお客さんを探して店内でじっと身体を小さくしながら心待ちにしていることくらいだったでしょう。 この流れに沿って、注文待ちのお客さんのすき間とすき間を狙って、コンフィチュールを乗っけた試食用のパンスライスをお勧めしていく感じで試食会のイベントが進んでいきます。 

2日くらいでジャム1瓶を食べきってしまう、とってもジャムが好きな優しいおじさま(帰りがけに「おかげで予算オーバーしちゃったよ。 美味しかったよ!」と言ってくれました)や、当日は行列を避けてB de Lコンフィチュールの試食会のためにわざわざ午後遅くの空いた時間に御来店頂き、ゆっくりと少しずつ全種類のコンフィチュールを嬉しそうにご試食頂いたおばさま…などなど、いろんなお客さんと出会い、そんな新しい嬉しい出会いを大切にしながら、きっとすぐに、願わくばこの日を境に、今まで以上にもっとitokitoに溶け込んでいくコンフィチュールを中心に一緒に会話を楽しみながら、1日限りのイベントはすぐに終了してしまいました。 「あぁ、また来たい」、「また来させてください」…そんなことを考えながら…。

itokito(イトキト)
住所:東京都大田区北千束1-54-10 佐野ビル1F
電話:03-3725-7115

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